こんな二輪、作ってくれないかな？
最近、ホームページには、スズキ、ヤマハ、カワサキ、ホンダのドメインからのアクセスが非常に多い。
素人コラムに関心を頂いているのは非常に嬉しい事。記事としては、隠れページの二輪市場のトレンド分析、それから、最近アップした二輪のライテク論について、リターンライダーの事故分析等だ。
で、一寸、お願い事を記事にしてみることにした。
自身、今の二輪を新車購入する平均年齢に近い世代である。そして、バイクブーム自体にバイクの乗っていた世代でもある。只違うのは、今の購入者のように、二輪から一度降りてリターンしてきたのではない。ずっと乗り続けている点だ。
オジサン世代、基本、それほど貧乏では無い。趣味の二輪車である。チープであるよりも、拘りのある造作、作りが重要なのだ。そして、オジサンがガキだった時代に走った場所を同じように走れるのが大事。ただ、オジサンなりの体形に合わせるのが大事。自分のようにオジサンでもガキの頃と同じ体形を維持したオジサンは少数派。多くは、腹が出て体力が無いのだ。そんな中年オヤジが昔走った場所で、同じ様な気分で走れ、尚かつ、貧乏くさくなく、そして満足出来るようなモデルが良いのである。
決してビンテージではない。今の50代のオジサンには、ＷとかＣＢ７５０Ｆｏｕｒのような格好は古すぎるのだ。
今のオジサンが街乗りで使って満足出来て、そしてマテリアル、素材感にチープさの無いモデル、、、、そういうモデルで、尚かつ、全世界共通のような仕様がリリースされれば、案外、受け入れられるのではないだろうか？
パワーを抑えるのではなく、普通に設定したらパワーが出ないようなエンジンを核に構成するのが大事だ。抑えられると、、、どうしても、解放したくなるのが人の性である。元々、パワー志向でないパッケージに、高品質のフレーム、パーツで組み上げていくのである。気筒数、エンジン型式は何でも良い。ただ、使い回せるエンジンではなく、専用の珠玉のエンジンのような存在が良い。コストが掛かるなら安くなくても良いのである。
小排気量、例えば125ccで空冷四気筒とか、大排気量ならリッターの空冷ツインとか、クラスに選択肢が無いようなモデルで、それをベースに一品毎のパーツにデザインから素材に到るまで拘り抜いた選択の上に生み出すようなモデル、、、、そういう唯一無二的な存在感を煌めかせるようなモデル、、、そういうのを生み出して欲しいものである。
パフォーマンスなんて二の次である。専用のパッケージに、拘りの構成、、、、これが、大人の選択に叶うものだと言える。
車で言えば、、、、例えば、ポルシェの９１１、フェラーリ等のイタリアンスポーツカー、国産車ならマツダのロードスターとか、そういう存在こそが二輪に求められているのではないだろうか？
二輪車を趣味の乗り物として捉えるならば、趣味の目に叶う個性が必要。そして、個性に本物感を与えるには、今のミドルクラスのようなチープ感はナンセンス。リッターＳＳのような過激さも陳腐化するのも目に見えている。性能を競いすぎるのは、年次進行で商品力が一気に失われる。そんなモノに大金を誰も払いたくないのだ。
年次モデルではなく、購入したモノに愛着を持ち続ける事が出来る、、、というのは、スペック数値だけが魅力の要素ではＮＧなのである。
時代を超えて愛される存在、、、、そのためには、端からスペック競争をしないのが一番。スペック競争せずに、それ以外に魅力を生み出す事が大事だ。
小排気量空冷マルチエンジン車とか、大排気量ツインエンジン車とか、この辺りは結構狙い目だと思う。
ということで、是非、検討して下さい。