バイク事故のニュース
最近、PCを立ち上げてヤフーのトップページを開くと目に飛び込んでくるのがバイク事故のニュース。週末、連休明けになると、ツーリング中に事故で死亡、、、、そういう記事が繰り返し表示されているように思う。
多くが、右直事故、曲がりきれないでオーバーラン、対向車と正面衝突とか、そんな感じ。
稀に、信号待ち停止中に追突されて死亡とか、そんな記事も見掛ける。事故に遭う人というと、中高年が多いようにも思えるけど、良く読めば、若年層も女性ライダーも少なくない。
右直事故も、曲がりきれないも、何が原因？
普通なら速度出し過ぎ、、、そう思うけど、最近はそんな風にも思わない事が多い。
っていうのは、、、、80年代のレーサーレプリカ時代、そんな時代での峠の自爆事故なら、確かに速度超過で曲がりきれない、止まりきれない、、、確かにそんな感じだけど、最近の事故死亡者を見ると、スーパースポーツバイクでの右直事故は確かに速度超過でフレーム迄逝ってしまうような状況は、確かに速度超過とも思えるけど、マイルドな250ccクラスとか、重量車といってもクルーザータイプ、アメリカンタイプでの死亡事故も少なくないし、そういうバイクで速度超過で曲がりきれない？っていうのは、チョット信じ難いと思う。
峠で曲がりきれない、、、確かに、そんな事故もあるだろうけど、もっと別の原因があるような印象。
大した速度でないにも関わらず、曲がりきれない、止まりきれない、、、、これって何が原因か？というと、、、、これは、気が付いたら道路が曲がっていたとか、目の前に車が突然現れたとか、そんな状況だろう。そう、集中力を欠いた運転、散漫な運転、不注意運転によって、道路の曲がりとか、前方の右折車輌とかに気付くのが遅れるというのが、事故を引き起こしているのでは？と考える方が自然では無いだろうか？
実際、事故車輌を見ると、そんなにスピードが出るようなバイクじゃない場合が少なくない。そして、ツーリング途中での事故という状況が少なくないのだ。
ツーリングというと非日常。非日常というと仲間と知らない道を走るパターンが多い。現に、ツーリングのメッカと言われるようなドライブウェイでの事故が少なくないのである。そういう状況で不注意に陥るって、その理由を考えてみると、、、、、
恐らくだけど、会話に夢中であるとか、或いは、見るべきは前方（進行方向）における道路事情であるところが、スマホ等に表示されているナビ画面を注視したりとか、そんな事態が、運転に対する集中力を失わせているのでは無いだろうか？
バイク事故、中高年、ツーリング、、、、というと、多くの記事で、衰えた中高年が衰えを自覚出来ずに扱いきれなくなって事故とか、そんな記事を多く見掛けるけど、正直50代、60代で衰えが安全な運転を出来なくしてしまうって意見には違和感しかない。クローズドコースでタイムを削るような走りならば、確かに中高年の反射神経では厳しいかも知れないけど、街中運転では、そんなに反射神経がどうこうというものでも無かろう。注意力散漫運転、これによる前方の事象の認識の遅れがパニックとなり事故に繋がると考える方が遙かに自然では無いだろうか？
最近は色んなデバイスを単車に装着可能。スマホに限らない。アクションカメラ、インカム、色々である。ただ、色んなものを装着しても、それに注意力が分散するのが宜しくないのでは？
特に、ナビ画面を表示させるようなスマホ、、、、あれって、どうなの？という風に思う。アクションカメラ、ドライブレコーダーの部類は、運転中に確認する事は無いから、運転時において集中力が失われる事はないけど、スマホ画面ってのは集中力を失わせる大きな要因になっているように思う。後はインカム。インカムというと会話が楽しめるモノなので、今時なら必須かもしれないけど、インカムで話すとなれば、当然、会話に思考の一部が持って行かれるのは間違い無い。その分、集中力が削がれているのは間違い無い。
個人的に思うのは、昨今の事故の原因の一つに、スマホ画面とインカムによる会話、、、これが集中力を欠かせる要因が挙げられる、、、そんな風に思う。走行中に画面を見る、、、結構、その間に進んでしまうので、大した速度が出て無くとも、気付いたら目の前で道が曲がっていたとか、車が居たとか、、、、そうなると、普通に事故してしまうように思う。インカムで会話していて、綺麗な景色って言われて、そっちを見て、見とれていたら道が曲がっていたとか、、、、そんな風に思う。
日常の街中での運転での事故については、恐らくだけど、慣れや過信による速度超過、すり抜け、、これが原因だろう。市街地では通勤時における事故が多く、学生、サラリーマンの事故が該当している。
事故に遭わない様にするためには、慣れた場所だろうが無かろうが、集中力をもって過信せずに運転する。これが一番。今時のバイクは安全装備も充実しており、ブレーキもパニクって握りゴケとか、そんな事も起こりづらいもの。気を付けて乗りたいものである。