バイク、自転車、女の子
どれも好きだけど、これら、同時に楽しむってのは、有り得ない。
先日、人と話をして、単車やロードバイクに乗って楽しむ時に、女の子、特に彼女と一緒だと楽しい！そういう人も居るけど、個人的には、それは有り得ない。
一言で言うと、、、、チョット面倒臭いというか、好きな楽しみ方で乗れなくなるってのは、或る意味、ストレスに繋がるような印象。一方が他方に影響されて趣味を共有するってのは悪くないけど、共有するのは極一部の時間のみというので無ければダメ。趣味の時間に突然と現れる、、、それはチョット違う。
例えば、単車趣味だったとして、その世界に興味を持って乗り込んでくる。それは、まぁ個人の好きずきだから問題無いけど、出没する世界に常時現れるとか、そういうのは違う。仲間内とのツーリングに付いてくる、、、そうなると、そこに常時意識を配らないといけなくなる。それは、色んな意味でストレスになる。これは自転車でのサイクリングでも一緒。
一般で言うところの、楽しいツーリングとかサイクリングというと、今の時代ならイベント的な大会が該当するけど、そういう時は先導者がまったりと先導して楽しく走るってスタイルだろうけど、仲間内の走行会的な集まりでは、その限りではない。幹線道路、市街地なら普通かもしれないけど、例えば単車ツーリングで山間部のつづら折れの峠道となると、どうなるか？そうなると、参加者ってのは現実的に各々の楽しめるペースで快走し始めるのが常だろう。そういう状況で走ると、距離的に僅かであっても結構大きな差が生まれるモノ。或る程度の距離間隔で休憩地点を設けてバラバラになった参加者が集合出来るのを待ったりするのだけど、そのペース差があまりにも酷いと、走っている時間よりも待っている時間の方が長くなったりする。距離間隔が広いと下手すると後続車は道を間違えて見当違いの方向に迷い込んだりするモノ。現実に、ツーリングではバラバラにはぐれて待つ事数時間、、、、そんな状況に陥ってしまった事は、一度、二度ではない。そんな状況だろう。先頭近辺を走っていて、知り合いが遅れるとしても野郎ならば、それも人生ということで放置するのも有り。待ちくたびれてしまうだけで済むけど、これが、例えば彼女だったりすると、完全放置で勝手に先を走るなんて事も出来ないだろう。そうなると、楽しめる峠道を楽しめないペースでバックミラーを見ながらタラタラ走るなんて状況になる。それって、果たして楽しいか？っていうと、やっぱり有り得ない。
自転車でも一緒だろう。今時のロードバイクでのサイクリングというと、スィーツの美味しい店を回って走るのが楽しいというモノではない。市街地からスタート。最初は川沿いを淡々と走る。ただ、淡々と走るといっても大抵はペース的に35km/h走行とかになる。そうなると、例えば20km/h程度でしか走れない人も混ざっていれば、その差はアッという間に広がって見えなくなる。それでも平地なら、その差は僅かかもしれないけど、これが山岳エリアで峠越えのコース、所謂、ヒルクライムエリアになると、先頭と最後尾の差は待ち時間で分オーダーで済まなくなることもある。僅かな距離なのに1時間とか、それ以上の待ちを強いられる事もある。ヒルクライムというと、僅か数キロで10分以上の差が生まれるのは極当たり前だ。では、そういうエリアで最後尾に合わせて走るのが楽しいか？っていうと、それは無い。ヒルクライムの楽しみってのは、如何に自分の限界で走り続ける事が出来るか？という部分だろう。
そう言う事を考えると、少なくともロードバイク、単車で楽しめる場所を走り回るというイベントというのは、自分だけの世界で自分が気兼ね無しに楽しめるってのが大事。気兼ね無しに楽しめない状況ってのは、ストレスでしかない。
勿論、自転車にしろ単車にしろ、全員が同じペースで同じ様に走らないと楽しくないという訳ではない。或る程度の幅ということ。野郎同士なら、単車で峠、ロードバイクでヒルクライムという状況でも、そんなに離れる事はない。そこそこだろう。ただ、その限界ってのはある。待つ時間の限界という事。この限界を超える可能性というのは、やはり体力的に、経験的に物凄い差が生まれるような場合で、そういうのは、それまで完全に未経験ながら、影響を受けて単車や自転車に初めて乗って付いてくるってパターン。こういうパターンで更に差が付いてしまうってのは、やはり性別の違いが効いてくるだろう。
勿論、性別違いでも、元々からバリバリの経験者だというのであれば、全く問題無い。そういうのであれば、性別関係無しにメンバーが増えるということで、寧ろ楽しいくらい。ただ、そうでないのであれば、異性であって、どんなに美人で可愛くてもダメ。楽しめる時間がスポイルされるというのは最悪ということ。
そう考えると、、、、趣味の世界ってのは、簡単に立ち入られると、少し困るのでは無いだろうか？
これは、大昔から思っていた事。今の歳だから、表しても良いかなという本音だ。