マツダ６とかマツダ２は？
出るのかな？
2021年から次世代マツダ車として登場の噂が見え隠れするのは、CX-50/60/70/80/90といったSUVばかり。
登場から久しいマツダ6、マツダ2については登場の噂は皆無。
マツダ2「については、欧州でヤリスハイブリッドをOEMで受ける事もあり、モデル廃止か？とも思えてしまう。
このパターンの前例はスバルだ。スバルといえばトヨタグループだけど、近年はコンパクトカー、軽四の自社生産から撤退傾向。小型車といえばジャスティ、ドミンゴといった独自のモデルを止めて久しい。コンパクトカーの自社生産終了直後は、トヨタのラクティスをOEM供給でトレジアってモデルがラインナップされていたけど、それも一代限りで、現行ラインナップというとインプレッサが最もコンパクトなモデル。スバルのラインナップを見ると一見豊富な車種が有るように見えなくもないけど、現実は、インプレッサ系統とレガシー系統の二系統のみ。ボディ形状の僅かな違いでブランドを分けているだけだ。
そのパターンを見ると、マツダも同じパターンだろうか？
FRラージということでCX二桁のSUVモデルが一つのグループ。もう一つはマツダ3、CX-30というFFスモールのグループ。この二系統に集約されるのだろうか？
本来、マツダ2というと、マツダ3のグループに属し、マツダ6といえばラージFRのグループに属すのだろうけど、ここまで噂を聞かず、ヤリスのOEM供給なんて話を聞くと、登場させても収益が見込めないという判断でモデル終了なのか？と思えてくる。
一方で次世代スポーツカー関連の特許は断続的に申請され取得されているのが興味深い。ボディ形状、シャーシ構造、サスペンションシステム、エアロパーツ、ドアの開閉構造、、、、最近では、ロータリーエンジンを主駆動機として電動化を図った駆動系とか、、、、コレを見ると、マツダ6とかマツダ2よりもロータリースポーツの方に一生懸命な感じを受けなくもない。マニアからすれば、マツダ6とかマツダ2よりも次世代RX-7?、RX-9?とも噂されるスポーツカーの方が魅力的だろうけど、企業としての収益を狙うという意味では、マツダ6とかマツダ2で市場を席巻する方が遙かに重要な筈。
だと思うのだけれども、現実に、マツダ6、マツダ2の登場は聞かない。
まずはマツダ6、これは所謂アテンザである。登場は2012年で、初代CX-5の翌年に登場したモデル。実に登場してから10年の歳月を刻んでいる。何度か大掛かりなマイナーチェンジを経て、モデル名称をマツダ6として生きながらえてきているけれども、同クラスの中では古参モデル。ただ、このカテゴリーの国内市場では、より新しいモデルであっても収益が見込めるような販売台数が稼げないのが実態であり、カテゴリー自体に収益性が望めないのかもしれない。ただ、グローバルな視野で見ると相応の市場が存在しており、海外市場において商品に競争力があれば利益が期待出来るのは確か。そういう意味では、熱心に関連の特許が出願され続けているロータリースポーツよりは台数が望めるのは確か。
現在の状況は、収益性の認めないカテゴリーに、競争力を失ったモデルで存在しているという状況だけど、不思議なのは、国内市場では売れてもいないのに、販売終了もせずにラインナップとして存在し続けているという事。これが唯一、次期モデルの存在を示唆しているのか？と思えるような感じである。
次いではマツダ2、これも名称変更されてのマツダ2であり所謂デミオである。登場は2014年で既に8年経過である。マツダ6とは異なり量販カテゴリーのコンパクトカーであり、カテゴリーにおけるモデルライフサイクルは、より短い筈。その中で8年経過というのは、国内、海外の市場どちらでも商品の競争力面では非常に厳しい状況なのは間違い無い。
そのマツダ2の主力市場である欧州ではオリジナルのマツダ2も販売されているが、ハイブリッドモデルはトヨタ・ヤリスをOEM供給で受けて販売している。メディアによっては、近々FMCするのでは？というスクープ記事が掲載されているが、2021年にはエンジンの仕様変更迄及ぶマイナーチェンジが為されている。大掛かりなマイナーチェンジが施された事を考えると、少なくとも二年程度は延命されるのでは無いだろうか？仮に、FMCということになると2023年頃。しかし、ラージFRで登場するSUV群のリリーススケジュールを考えるとマツダ2がオールニューのオリジナルモデルとして登場する事は考えにくい。
以上の状況を考えると、マツダ6もマツダ2もオールニューでマツダオリジナルモデルとして登場する可能性は高くないようにも考えられる。
ただ、スモールFF用シャーシということでマツダ3を登場させているが、そのシャーシがマツダ3とCX-30のみの展開ということも考えづらい。
マツダ6とマツダ2、何れのモデルもラインアップを構成する上で不可欠なカテゴリーの不可欠なモデル。これらのフルモデルチェンジは不可欠だと思われるが、それにしても、あまりにも長い間変更もされずに既存モデルが継続されているのは、とても心配。
ロータリースポーツの開発も重要なのかもしれないが、それ以前に、マツダ6、マツダ2を市場を支える購入者層に忘れ去られないように高い商品競争力を持ったモデルをリリースし続ける方が重要なのでは無いだろうか？