中古買うなら、、、
単車で中古車を買う。高年式、低年式、ノーマル、カスタム、、、、色々ある。
改造車を、お得！と判断する人もいれば、そうでない人もいる。
それ故に、何を良しとするかは、買う人次第だけど、これからの内容は自分にとっての私感である。
年式というのは、実用車を買うのであれば新しいモノ程安心だけど、中古車を買うというのは、現状手に入らない絶版車の場合も少なく無い。そう言う場合、年式の重要度は高くない。ただ、欲しいモノの複数選択肢があって、年式による違いが無い場合は、余程の拘りが無い限りは高年式の方がベターだろう。
勿論、年式の僅かな違いで走行距離に大きな違いがあったりすると、走行距離数を優先する場合もあるので、一概に年式が全てに勝るという決め方は出来ない。
中古車というのは、理由があって前オーナーが手放したモノ。これが大前提。それ故に、一度は人が使っている。その上で引き継いで乗るということで、極力、機械の消耗は進んでいないのがベターだから、原則的には、極力低走行、極力高年式というのが基本。ただ、長期間不動車とか、特殊な状況は、個々の判断を行う必要があるのは言うまでもない。
では、カスタムとノーマル、どっちがよいか？
これは考え方が大きく分かれる。ノーマルなんて格好悪いから乗ってられない！って人も若い人を中心に少なく無い。そう言う場合、バリバリのカスタム車両は最高！ってパターン。
ノーマル志向の自分でも、そういう考え方は理解出来る。
ただ、カスタム車両、改造車両を入手する時に気を付けて置いた方が良いポイントがある。
それは、、、、欠品無しのノーマル車両に直ぐに戻せる状態か否か？という事。
戻せない状態というと、どういう状態が戻せない状態か？というと、基本部分を切断溶接するような、元に戻すのが困難な状態であったり、ノーマルパーツの多くを失った欠品状態ということ。
こういう車両を入手するのは、基本、止めておいた方がよい。リスキーである。入手後の保守において必要なパーツ、消耗品が何か？という部分も判らないのは不便この上ない。
また、欠品の激しいのもパスすべき。本の形を知った上で取り外して楽しむのなら良いけど、本の形を知らないままというのは問題アリだ。元々のパーツは、それなりに役割を担っている。その役割の要不要の判断は、オーナーが決めるモノ。前オーナーが不要と判断したからといって、次オーナーまでもが不要と判断するとは限らない。
判断は、あくまでもオーナーが行うべきモノであり、要不要の判断が出来るようにノーマルパーツは完備状態というのが重要と言える。
つまり、カスタム車両、改造車両がプラス査定となるのは、あくまでもノーマルに戻す事が出来る状態を保っているというのが大前提。その上で、装い、性能をノーマルと違った形で楽しめるオプションとしてカスタムパーツが付属しているというのが理想と言える。
愛車のカスタムというのは、オーナーの特権でもある。カスタムというのは、スタート地点がノーマル状態だ。その状態を知った上で行うのがカスタムと言える。
新車と中古車の最大の違いは、新車の場合、完全ノーマルの標準状態で間違いないといこと。一方で、中古車の場合は、完全ノーマルの標準状態かどうか？というのは定かでないのである。メジャーな車種ならば、ノーマルかどうかの判定は可能だけど、レア車、旧車の場合、判断自体が不明だ。それ故に、ノーマルに拘るというのは簡単ではないかも知れないが、それでもノーマルで純正部品に欠品無しというのが選ぶ上では大事だ。
レア車、旧車程、全オーナーにとっては大したパーツでなくとも、その時点の乗り手にとっては大事なモノの場合もあり、そういうものは簡単に入手出来ない場合も少なく無い。パーツの供給性が今一で、欠品が見付かったりすると結構寂しいモノの場合も少なく無い。
だから、中古車を買う場合は、それがノーマルかどうか？をしっかり見極める目が必要だ。
ノーマル状態を知った上で、パーツの入手性等を鑑みて純正状態を改めるのは別に良いけど、その判断は、あくまでもノーマルを知っているというのが重要。やはり、ノーマルに戻せるコンディションと純正パーツというのは中古選びを行う上で特に重要といえる。
我が家ではBTが気が付けば欠品状態が多く、それを戻すのに結構苦労した。そもそも、入手した段階では欠品かどうかの判断が付かないような状態だったけど、ずっと見ていると、何か足らない感が伝わってくる。そうなると、そこを戻したくなる。ただ、レア車、旧車故に、欠品パーツを入手する事自体が大変で、元に戻すには結構苦労したのである。
この苦労、入手段階で欠品無しのノーマル車両だったら問題無かった訳で、そう考えると、要らぬ苦労だったということ。
ノーマル車両、カスタム車両であってもノーマル部品完備、、、これは中古車を買う上では極めて重要である。