バイクショップ選び遍歴
学生の頃、峠に入り浸っていた頃、どんなショップに出入りしていたか？っていうと、、、
最初は、広島市内自宅から近いショップ。昭和50年代では、最初はバイク屋さんの多くあった当時国道2号線沿いで、市内各所にチェーン展開していたショップ。何も判らない状態だったので、品揃えが豊富なショップが良いショップという認識である。
ただ、ここで買ったスーパーホークⅢ、オイル漏れしていたのを直すという話しだったけど、それが増し締めで対応したからOKと言われながらも全くオイル漏れは解消せず、その修理を訴えるもまともな対応が為されなかったのを覚えている。その修理が完了する前に事故で廃車となったけど、その修理対応の適当さに嫌気が差して、そのショップに通う事は無くなったのである。この時、ショップ選びでは、接客対応よりも、言った事が為されるか？つまり、約束を守ってくれるかどうか？が大事と思ったのを今でも覚えている。
この次に選んだショップ、それは、やはりバイク屋さんが数多くあった、旧国道54号線沿いのショップ。祇園界隈のショップで、中古車中心のショップで、怪しい店長と店員さんの二人で営まれていたショップ。こちらでお世話になっていた。こちらのショップ、中古車価格もリーズナブル。修理もまぁまぁ納得出来るレベル。これで気に入っていたのだけど、昭和60年頃だけど、出入りしていた店舗を閉める事に、、、そして、近くに大規模な中古車センターに衣替えして営業していたのだけど、その時のゴタゴタで仲良くしていた従業員さんが転職、、、、、なお、そちらのショップで購入していた単車の名義変更を御願いしていたけど、手数料を払うも、名義変更が2年も行われず、適当過ぎる経営に嫌気が差して、他のショップにシフト。
その次に選んだのが地元広島の大学の近くのショップ。自身が大学2年だった昭和60年頃にオープンしたショップで、このショップで、当時の愛車RZ350Rのチャンバーを注文したり、キャブセッティングを頼んだりしていた。
こちらのショップでは、ガタイのイイ、人の良い店長さんが印象的だったのを覚えている。店長も奥さんも良い人で、広島市内に大学があった頃は、良く通っていたし、オイル交換、タイヤ交換等でお世話になっていた。
丁度、その頃、広島市内の大学近くのショップに通っていた頃、その前にお世話になっていたショップに勤めていた従業員さんが、別のショップに転職したという話しを聞いて、そちらのショップにもお世話になっていた。こちらのショップは旧国道54号線沿いのショップで、こちらのショップで最初にガンマ400を新車で購入したもの。
しかし、大学の授業が移転先の東広島市で受講するようになってからは、広島市内に居る事が少なくなって、東広島方面のバイク屋さんにシフトするようになった。住まいが東広島市になると、旧国道54号線沿いのショップ、広島市内の大学近くのショップとは疎遠になる。で、何処のバイク屋さんにシフトしたか？っていうと、当時、入り浸っていた畑賀峠近くのバイク屋さん。因みに、このバイク屋さんは、当時、峠の友人伝手で知り合いになった方が務めているということで通うようになったもの。場所的には、実家と東広島市の大学の中間点、畑賀峠の近くのショップということで利便性も良かったので、こちらに入り浸るようになる。
こちらのショップにお世話になり始めたのが昭和61年の頃の話し。その後、このショップ中心にお世話になっていた。勿論、実家に戻って広島市内に居た時は、広島市内の大学近くのショップにも時々顔を出していた。
その後、友人の務めるショップに出入りしていたけど、平成5年に、友人が独立したのを切っ掛けに、出入りのショップは友人が務めていたショップから、友人が独立して開業したショップに変更。こちらのショップで色々と買ったり、修理したり、カスタムしたりとお世話になる事となる。友人の独立ということで、そのショップが軌道に乗るのに少しでも手助けになるようにということで、他のショップへの出入りは途切れる。そして、友人も多く紹介して、次第に、その友人のリクエストに応じて、モノを作ったり、加工したり、業者を紹介したりと付き合いを深めていく事になる。
こちらのショップで、CX、ガンマの整備、OHも御願いするようになったのだが、、、、
開業して10年たった平成15年頃、その友人は、当時流行していたインフルエンザに罹患、その後、気胸を患い他界することになる。
そして、その頃、昭和60年頃出入りしていた旧国道54号線沿いのショップに勤められていた仲の良い従業員さんが、国道二号線沿いのチェーン展開するバイクショップの店長さんとして務められている事を聞いて、そちらのショップにもお世話になる事に、、、、っていうか、友人亡き後、出入り出来るショップが無くなっていたのだが、、、、、
ただ、こちらのチェーン展開しているショップ、基本は中古車両販売のショップで修理を御願い出来るようなショップではなく、パーツ注文して自分で対応するという形。
なお、このチェーン展開しているショップ系列は、昭和50年代に最初に出入りしたチェーン展開しているショップ系列とは別物。ただ、この二つのチェーン展開している系列ショップは、経営者が兄弟らしく、兄弟が仲違いして別々のショップを展開しているという関係だそうだ。
暫くは、チェーン展開しているショップをパーツ注文等で利用していたけど、こちらに転職して働かれていた店長さん、なにやら経営者と経営方針が違うようになり、バイク屋さん業界から離脱、、、、そうなると、こちらのショップに通う理由が無くなる。ということで、疎遠に、、、、
ただ、仲の良い店長さんが辞められてからは、そのショップは経営が悪化しているようで、市内に多く展開していた系列販売店の多くが店を閉めている状況。これが平成25年の頃の話しだ。
平成25年時点で、友人は亡くなり、仲の良かった人も業界から離脱、パーツ販売店大手も閉店で困った状態になる。
ただ、それでもバイクが欲しい。
因みに、ショップ選びの基本は、店長との相性も重要だけど、何よりも修理のスキルである。修理スキルが自分の納得出来るレベルにあるかどうか？
これが重要。
自分でも出来るような修理ならば、完璧に行って欲しいし、そうでなければダメだ。
で、最初に行き着いたのがカスタムを得意としていそうなショップ。このショップ、最初は横川界隈のショップ、同じ店名で、牛田高陽線沿いに見付けたのを覚えている。更に、同じ店名で自宅近くに見付け、調べてみると移転して来た様子。最初に尋ねて感じた空気感は、友人が営んでいたショップに似ている。販売よりもカスタム、修理メインのようで、自分の希望にもマッチすると判断。それで、こちらのショップの門を叩き、色々と話しをして、BT1100の購入の意志を伝え、取り寄せて貰う事に、、、、、この時は、自宅からも近くで便利か？と思っていたのだが、、、、
ただ、最初はカスタムの方向性、手先の器用さに感銘を受けていたけど、話しをする毎に、微妙に違和感を感じるように、、、、違和感というのは、話しの内容とリアルな知識、或いは、作業品質に乖離感を感じるということ。
どんなに大風呂敷で話しを拡張しても、中身が伴っていれば全く気にならないのだけど、そうでなければ、不安や懐疑を抱くモノ。
この懐疑が疑念となりNG判定となることに、、、これは、納車後の車両を自分で整備していて、色々と気付く箇所が明らかになったからだ。まぁ、自身が疑念を抱くと、どうしても態度に出てしまうモノ。となると、当然、相手にも伝わる。結局、それでこちらのショップとは疎遠に、、、、、ただ、最初に付き合いを初めて疎遠になるまでに1年近くを要したのだが、話すだけでは相性しか判らない。判断は修理スキルが納得出来るかどうかである。
1年近くを要したのは、車両を探して納車するまでに1年掛かったから。そして、疎遠になったのは、納車後に次々と発覚した状態を見たのが理由。
ここで、思ったのは、なかなか納得出来る整備スキルを持つショップは多くないということ。
ただ、これから10年以上はバイクに乗り続けるだろう。ならば、、、、どっかショップを探さないと厳しい。
で、行き着いたのが、大学生の頃、広島市内の大学の近くに昭和60年頃オープンしたショップだ。色々調べると、自分の出入りしてたショップは殆ど閉店している。で、記憶を辿り辿り着いた訳だ。
こちらのショップに辿り着いたのは、愛車BT1100が不調で、必要パーツを調達するのに、プレストと取引のあるショップを探していて偶然行き着いたのである。広島には、プレストコーポレーションと取引のあるショップは数少ない。そのリストから、このショップを選んだのは、先に紹介したように学生時代RZ350R関連でお世話になった事があるからだ。
このショップにBT1100を預けたのだけど、ビックリ仰天、、、、僅か二日で不調原因を探り当てて修理が出来たのにビックリした訳だ。このショップ、店員さんと話しをすると、当時の社長さんの息子さんが今は店長で切り盛りされている。社長さんの奥さんも健在。
BT1100を預けた時、多分ダメで、廃車かな？と思っていただけに、修理出来たという事に驚きを隠せなかったのを覚えている。
そらから、今度はCXの修理も御願いして、修理上がりの状態をチェックしていて、この部分がキッチリ組まれていたら凄いな？と思う箇所があったのだけど、その部分、見事に順番通りにキッチリ組まれている。それを見て、ここなら多分大丈夫と判断。
その後、パーツのメンテナンス、OHを何点か御願いして見ると、作業は完璧。
ということで、こちらのショップでこれからは修理や購入を御願いする予定だ。
因みに、タイヤ交換等も、こちらでお世話になる予定。これまでタイヤ交換といえば、ボブキャット、南海部品、田宮パーツ、今は亡き友人の営むショップでお世話になっていた。
近年は、MCプランニングさんでお世話になっていたのだけど、何れも閉店状態。
次は、RZ時代にお世話になっていたショップに決まりだ。
取り敢えず、バイクライフで必須なショップが決まったので嬉しいところ。
バイク屋さん選び、大事なのは修理料金ではない。料金は納得出来る範囲なら気にならない。キッチリ整備できるか？修理できるか？が大事。因みに、修理納期は最長で二ヶ月くらいは許容範囲。修理出来るかどうかが大事。
ところで、昭和50年代からのバイクショップを見ると、結構多くのショップが廃業、閉店しています。生き残っているショップ、それでいてチェーン展開していないショップ、そういうショップが案外間違いの無いショップかもしれません。
※ショップ名称は伏せています。